三菱 · エクリプス

三菱 エクリプス 初代(D21/22/27A)

販売期間
1990年〜1995年
型式
D21/22/27A
駆動方式
FF・4WD
初代のサムネイル

画像: Tokumeigakarinoaoshima / CC BY-SA 4.0

どんな車か

三菱とクライスラーが共同で開発した最初の世代で、外観はクライスラー案、内装は三菱の案を採った。日本では北米の後期型の顔にならず、最後までリトラクタブルライトのまま売られた。

開発秘話

01

スチレンボードで探した「ワオ!」の内装

三菱が初めて米国で現地生産する車の内装を任された今田は、アメリカ人を驚かせる新しさを狙った。内装スタジオには、行き詰まると他の担当者まで集まって口々に案を出す「オヤカマ」という習わしがあった。今田たちはきれいなスケッチや図面を後回しにし、落書きのような絵から使わなくなったインパネのモデルにスチレンボードを継ぎ足して、すぐに立体にしては皆で議論した。計器、中央の吹き出し口、空調のダイヤルを扇のようにつなげてフロアコンソールまで流す形が、そこから生まれた。高めのコンソールで運転者が沈み込む雰囲気を探していたころ、米国のスタジオから「高めのセンターコンソールにスポーツカーらしさを感じた」と添えたポンティアック・フィエロのカタログが届き、方向に自信を持った。
今田信孝

02

クライスラーの外観に、三菱の内装

内装のモデルを作っている最中の1985年3月、三菱とクライスラーそれぞれの外観案が確かめられ、土台もミラージュから一回り大きいギャランに変わった。外観は最終的にクライスラーの案に決まり、他社の外観と三菱の内装が1台になるという珍しい組み合わせになった。今田はクライスラーの熱い外観が自分たちの内装にぴったり合うと感じた。同じ年の9月、今田はカリフォルニア州オークランドで、RX-7やプレリュード、フィエロなどと内装を比べる消費者調査に立ち会った。スポーティな雰囲気と新しいインパネは好評で、調査に来ていたクライスラーの関係者からも気に入ったと声を掛けられた。
今田信孝

エンジン

足まわりと大きさ

全長 4,395mmWB 2,470mm1,320mm全高全幅 1,690mm

系譜の中での位置

1990200020102020Now
初代 1990–1995D21/22/27A2代目 1995–1999D32/38A3代目 2004–2006D53A

生産工場

販売実績

出典で確認できた台数はまだありません

マイナーチェンジ

マイナーチェンジエンジン排気量最高出力最大トルク車両重量シフト価格
1990年2月 発売時1990年2月〜———————

開発に関わった人

今田信孝のプロフィール

今田信孝開発に参加

三菱のインテリアデザイナー。3代目ミラージュのインテリアチームをまとめるかたわら、初代エクリプスのインテリアのデザインを任され、大熊栄一とともに担当した。