
藤下修
ダイハツ開発責任者 / 開発に参加
実験部で ABS の開発や車両運動性能の評価を担い、2代目コペンのチーフエンジニアとして「低慣性イキイキスポーツ」を掲げた人
年表
- 1984
入社
ダイハツ工業 実験部
- 2011
新型コペンのチーフエンジニア
- 2014
コペン 2代目2014年〜2026年開発責任者
就任 3 か月で開発を凍結
2011 年の時の記念日(6 月 10 日)、藤下は会社に呼ばれ、コペンのチーフエンジニアをやらないかと言われて即決した。だが新型コペンは、スポーティ路線を継ぐのか、走りを重視したスポーツカーにするのか、根本のコンセプトが決まっていなかった。約 4 年半の開発のうち 3 年間は議論ばかりで、就任から 3 か月後には一度、開発を凍結したほどだった。開発が再開したのは 2012 年 2 月だった。
「キビキビ」は NG
藤下は沈んでいたメンバーに、まずキープコンセプトを否定し、ライトウエイトで運動性能に優れた『低慣性イキイキスポーツ』をテーマに示した。ドライバーが感じられるようにする 4 つの点を決め、開発メンバーには、機敏なハンドリングなどを示す「キビキビ」という言葉を NG ワードにした。楽しいスポーツカーだと体感してもらうには、安心して運転できる懐の深い車にしないといけない。二度と“キビキビ”とは言うなと伝えた。
“4つの変える”
新型コペンを売り出すにあたり、藤下が社内外に訴えたのが“4つの変える”だった。設計・開発、製造、販売・訴求、お客さまとのコミュニケーションの4つで従来のダイハツのやり方を根本から変えなければ、軽オープンスポーツカーは売れないし、売る意味もないと考えた。設計の答えが外板を着せ替えるDRESS-FORMATION、製造の答えが少量生産のための「コペンファクトリー」だった。2014年6月には鎌倉の由比ヶ浜近くに直営の拠点「コペンローカルベース」を開き、藤下自身も客とFacebookでつながって意見を直接聞いた。
- 2016

つながり
プロフィール
兵庫県神戸市出身。2014年6月に誕生した2代目コペンのチーフエンジニア。2011年7月に新型コペンのチーフエンジニアに就任した。