
上原繁
ホンダ開発責任者 / 開発に参加
初代 NSX の開発責任者を務め、のちのホンダのスポーツカーの基本仕様になるタイプR を企画した人
年表
- 1971
入社
本田技術研究所
- 1990
- 1993
インテグラ 3代目1993年〜2001年開発に参加
優等生に激辛をかけたタイプR
インテグラ タイプR は、1995 年、インテグラを活性化させるためのモデルチェンジでつくられた。上原は開発責任者ではなく、プロデューサーのような立場だった。当時のインテグラは丸目 4 灯のデザインが個性的すぎて市場になかなか受け入れられず、フェイスリフトなどで手を入れていた。上原が現物を知ろうと SiR にじっくり乗ってみると、エンジンは気持ちよく回り、乗り心地も良く静かで、バランスの良い優等生だった。だが優等生は、本当にクルマが好きな人の心には刺さりにくい。当時は FF はスポーツカーにならないという趣旨の評論もあり、それならつくってやろうとタイプR をつくった。アンダーステアが出ないよう、ヘリカル LSD とサスペンションの設定で抑えるのがテーマだった。上原は、初代のインテグラ タイプR は好き者が集まってつくったと笑う。
- 1999
つながり
プロフィール
東京都練馬区出身。東京農工大学工学部機械工学科を卒業。初代 NSX の開発責任者 (LPL)。操縦安定性を専門に研究しており、ミッドシップ・リアドライブとオールアルミボディを採用した。インテグラ タイプRの企画開発も担当した。