マツダ · RX-7

マツダ RX-7 3代目(FD3S)

販売期間
1991年〜2003年
型式
FD3S
駆動方式
FR

3D でカスタム

3代目のサムネイル

画像: Mr.choppers / CC BY-SA 3.0

どんな車か

20年続いた「サバンナ」の呼称が外れた。ユーノス・コスモの生産終了以降は世界唯一のロータリーエンジン搭載量産車となり、25年の歴史に幕を閉じた。

開発秘話

01

ゼロ戦の残骸と「ゼロ作戦」

2代目の導入直後の 1986 年に RX-7 担当主査になった小早川は、∞(アンフィニ)仕様やカブリオレの開発と並行して 3代目の開発に取りかかり、チームと「志凛艶昂」というキーワードを決めた。忘れられないのがゼロ戦の残骸との出会いで、貴島孝雄にリーダーを頼み、「ゼロ作戦」を合言葉に徹底的な軽量化に挑んだ。レーシングカートや RE フォーミュラカーもプロジェクトで買い、メンバーに幅広い体験をしてもらって、追求すべきスポーツカー像を描き出した。
小早川隆治

02

零戦に学んだ「ゼロ作戦」

3代目 RX-7 の開発リーダーを任された貴島は1988年、車体・シャシー・内装・電装から二十数人を選び、部署の壁を越えるタスクフォースを組んだ。掲げたのは、無駄な重量をゼロにする「ゼロ作戦」。手本は、超ジュラルミンと沈頭鋲で軽さと空気抵抗を突き詰めた零戦だった。仕上がった RX-7 は、NSX の半分ほどの価格と部分アルミの車体で、オールアルミの NSX を筑波のタイムでわずかに上回った。
貴島孝雄

03

主査として、280馬力までこだわる

貴島は発売の翌年に RX-7 の主査を引き継いだが、バブルが崩れ、1995年には米国での販売の打ち切りが決まった。フォードから来た財務担当の役員に、事業として成り立つかを毎週のように問われるなかでも、技術者の意地として、出力を国内の上限の280馬力まで引き上げることにはこだわった。2002年に生産の終了が決まると、宇品工場では異例の式典が開かれ、全国からロータリーのファンが集まった。
貴島孝雄

エンジン

足まわりと大きさ

全幅1,760mm全高1,230mm
ホイールベース2,425mm全長4,280-4,295mm
車両重量
1,230-1,330kg

系譜の中での位置

197019801990200020102020Now

生産工場

  1. 本社工場

    広島県安芸郡府中町

販売実績

地域別の販売台数

アメリカ合衆国 販売台数 8,671台 掲載3年分(1993〜1995年)オーストラリア 販売台数 34台 掲載2年分(1998〜1999年)

併売(シリーズに計上): 1991年、1992年

マイナーチェンジ

期マイナーチェンジエンジン排気量最高出力最大トルク車両重量シフト価格
前期型1型1991年12月〜13B-REW1,308cc255ps294.2N・m1,250〜1,320kg5MT / 4AT360万〜444万円
2型1993年8月〜13B-REW1,308cc255ps294.2N・m1,250〜1,330kg5MT / 4AT299.8万〜435万円
3型1995年3月〜13B-REW1,308cc255ps294.2N・m1,250〜1,330kg5MT / 4AT328.5万〜396万円
中期型4型1996年1月〜13B-REW1,308cc255〜265ps294.2N・m1,250〜1,330kg5MT / 4AT320万〜421.7万円
後期型5型1999年1月〜13B-REW1,308cc255〜280ps最大294.2〜313.8N・m1,240〜1,280kg最軽5MT / 4AT289.8万〜377.8万円
6型2000年9月〜13B-REW1,308cc255〜280ps最大294〜314N・m最大1,240〜1,280kg最軽5MT / 4AT294.8万〜399.8万円

開発に関わった人

小早川隆治のプロフィール

小早川隆治開発責任者1992年まで

1986年にRX-7担当主査となり、∞(アンフィニ)仕様やカブリオレの開発と並行して3代目RX-7の開発に着手した。1989年11月からモータースポーツ主査を兼任。3代目RX-7の導入後は広報/デザイン本部、北米マツダなどを経て2001年に退職し、フリーランスモータージャーナリストとなった。

貴島孝雄のプロフィール

貴島孝雄開発責任者1992年から

出身地: 徳島県吉野川市

マツダの元エンジニア。1994年、平井敏彦の退職に伴い初代ロードスターの開発主査に就任し、その後は2代・3代ロードスター及び3代目RX-7の開発主査を務めた。山陽小野田市立山口東京理科大学工学部教授。

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