三菱 · ランサーエボリューション

三菱 ランサーエボリューション X(CBA-CZ4A)

販売期間
2007年〜2016年
型式
CBA-CZ4A
駆動方式
4WD
ランサーエボリューションXのサムネイル

画像: IFCAR / Public domain

どんな車か

ベース車をギャランフォルティスに替え、エンジンを4G63からアルミブロックの4B11に、四輪駆動を統合制御のS-AWCに改めた最終世代。シリーズで初めて、期間や台数を限らないカタログモデルになった。

開発秘話

01

ウォーターポンプしか共通でない新エンジン

エボXは、エボIから使ってきた4G63をやめ、新開発の4気筒DOHCターボを積んだ。エンジン開発を担当した加藤によれば、このエンジンはギャランフォルティスの4気筒をもとにしているが、実際に共通の部品はウォーターポンプくらいしかなく、ほぼ専用のエンジンだという。アルミダイカストのブロックだけで約12 kg軽くし、後方排気にして吸排気を整え、重量バランスも良くした。
加藤佳彦

02

幻の「ランエボXX」

中谷がランエボの開発に直接関われたのは、エボXの初期モデルのあたりまでだった。中谷はエボXで終わらせず、毎年少しずつ進化させて「ランエボXX」まで続ける案を描いていた。車体の剛性と軽さ、足回り、四輪駆動の制御を磨き、自身がスーパー耐久で生み出した「Sタイ制御」も市販車に戻すつもりだった。MT車だけを320 PSにする計画もあったが、リーマン・ショックによる景気の後退で棚上げされ、300 PSにとどまった。2008年を境に中谷が開発に関わる計画は終わり、ランエボはXのファイナルエディションでシリーズを終えた。
中谷明彦

エンジン

足まわりと大きさ

全長 4,495mmWB 2,650mm1,480mm全高全幅 1,810mm
車両重量
1,420-1,600kg

系譜の中での位置

1990200020102020Now

生産工場

  1. 水島製作所

    岡山県倉敷市

販売実績

出典で確認できた台数はまだありません

マイナーチェンジ

マイナーチェンジエンジン排気量最高出力最大トルク車両重量シフト価格
2007年10月 発売時2007年10月〜———————
2008年10月 マイナーチェンジ2008年10月〜———————
2009年10月 マイナーチェンジ2009年10月〜———————
2010年10月 マイナーチェンジ2010年10月〜———————
2011年10月 マイナーチェンジ2011年10月〜———————
2012年10月 マイナーチェンジ2012年10月〜———————
2014年7月 一部改良2014年7月〜———————

開発に関わった人

藤井啓史のプロフィール

藤井啓史開発責任者

三菱自動車の商品企画本部に所属し、ランサーエボリューションXの開発責任者を務めた。

加藤佳彦のプロフィール

加藤佳彦エンジン開発

三菱自動車の技術開発本部エンジン設計部に所属し、ランサーエボリューションXのエンジン開発を担当した。

中谷明彦のプロフィール

中谷明彦開発に参加

レーシングドライバー、自動車評論家。三菱自動車との縁が深く、ランサーエボリューションのV以降の開発ドライバーを務めた。1988年の全日本F3チャンピオン。