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合併のさなかの 3 代目
プリンス自動車工業が日産自動車に吸収合併されたとき、3 代目スカイライン(C10)の開発はすでに佳境に入っていた。上層部の判断しだいでは、開発中止も車名の断絶もあり得た。できあがった試作車は実にいい具合で、いっぽう日産ではブルーバード(510)を開発していた。話し合いの結果、ブルーバードはファミリーセダンとして出し、スカイラインは走りの性能を徹底的に追求することになった。桜井は、2 代目のフィロソフィーを受け継いで存在価値を示そうと、荻窪のプリンス出身のエンジニアが一丸となったと語る。シートの表皮や匂い、エンジンの音、ドアの開閉音にまで気を配ったのが 3 代目の C10 だった。C10 は 1968 年の夏に「ニッサン」ブランドで登場した。

